あの瞬間は、今でもよ~く覚えています。

親の顔が出て来て、

その向こう側に世間が仁王立ちになって

ドカッと居座っている...。

そのこっちでまだほんの12歳の少年が、

今後の長い未来の道程を選ぼうと、

必死にもがいている。

しかし、この時点で、もう間違えていたんですね。

小学生の自分が、まだそんなことまで考えなくて良かったんですから。

全然ね。

つまり、まだこれから少年から青年へと、

モラトリアムの時間を前にした前途洋々な少年から

そこでの色々な楽しみ、悩み、迷う権利を

一瞬にして奪うほどの力を滲ませて、

一人っきりの少年を睨みつけていたわけです。

親と世間が。

この感覚お分かりになりますか?

そして、その圧倒的な力の前に

その体のまだ小さい、心根の弱いが優しい少年の心は、

自分自身を裏切り、

ひれ伏してしまうわけです。

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